社食サービスは安心で安全な食のサービスを行っている業者を選ぼう
社食サービスは、社員食堂と仕出し弁当の中間的なもので、忙しい社員のために食事を提供するサービスのことです。
社員食堂では厨房施設が必要ですが、社食サービスでは一箇所の調理施設で食事を作り配達することで食事を届けます。
また仕出し弁当とは異なってそれぞれの注文に応じたり、またはバイキング形式の料理を提供するなどさまざまな種類があります。
もくじ
社食サービスを利用することのメリット
社員に効率よく働いてもらうことや福利厚生の面から、社員食堂の設置や、担当を決めて食事を用意するといったことは行われてきましたが、これらを運用し続けるためには相応のコストが発生します。
一般的な社員食堂の場合には、食堂スペースが必要です。調理するための厨房を用意しなければなりませんし、料理を作る人も雇う必要があります。
そして料理を作るためには材料が必要ですから、その材料を購入する費用が掛かります。さらに限られた予算の中でやりくりする必要があるため、料理をする人の腕前がいくら良くても安い食材ではそれなりの味になってしまいます。また、すばやく食事が出来るように作り置きによるバイキング形式を採用すると必ず問題となるのが残り物が発生することです。
社員に十分な食事をさせるために多めに作ることはモチベーションを維持するためにも重要なことですが、昨今の廃棄食品の問題から好ましいことではありません。
この点において、社食サービスでは調理を外注することができるので厨房を維持するコストが不要です。社員の注文に応じて行われる場合には残り物の発生量をなくすことができます。
社食サービスが導入されることによる社員側のメリット
社食サービスを導入することによって社員が得られるメリットとしては、毎日の昼食のことを考える必要がないことで、また食事に必要な時間を短縮することができます。
毎日のこととなると、何を食べるのか迷うようになり、結局自身が好きな食べ物が中心になってしまうもので、これが栄養の偏りに繋がります。
それにお腹さえ満たせれば良いという場合には、パンやインスタント食品が中心となって、十分な栄養補給が行えないケースもあります。
その点でもサービスを利用すれば、バランスの取れた食事をすることが可能です。 一方で、社員食堂などの施設が社内にない場合には、外食やお弁当ということになりますが、近くにお店がなければ買い物に行く時間がかかります。
買い物に行く時間が多くなるほど、休憩時間が短くなりますが、オフィスや用意されたスペースまで、配達してくれる社食サービスであれば、食料を調達する時間を最小限にすることができるのもメリットです。
サービスの中にはおかず1品から購入できるものもあり、お弁当に一品増やすといった使い方も可能です。
社食サービスが導入されることによる会社側のメリット
会社にとって、福利厚生として社員食堂の導入というのは多くのところで行われています。
福利厚生以外のメリットも、社員食堂での食事は社員同士のコミュニケーションを活性化させることが可能で、モチベーション維持でも有益です。
しかし、社員食堂の導入にはコストが掛かり、このため厨房を用意しない食事の出来るスペースを作るといったところもあります。このような場所に社食サービスを利用すれば社員食堂として機能させることが可能です。
食事は社員のモチベーションのほかにも健康に直結します。この点で外食で自身の好きな食べ物ばかりを食べていれば、栄養が偏り健康を害する遠因になるものです。
例え一品でも野菜が付いていれば、状況はかなり変わり健康管理をする上でも有益なものになります。
社員の健康増進は将来起こりうる病気のリスクを軽減することができ、会社への負担が小さくなります。 また福利厚生では、食事のサービスはコストのかかるものではありませんから、食事補助サービスというのは社員のモチベーションを高め満足度を高める結果につなげることが可能です。
社食サービスの種類と特徴について
社食サービスといってもいくつかの種類がありますが、大きく分類すると注文を受けて配達をしてくれるものと、バイキング形式の食事を提供するものです。
前者は仕出し弁当の宅配と社員食堂の中間的なもので、後者は社員食堂の調理をアウトソーシングしたものといえます。
ほとんどのサービスでは、その日に作られたものが提供されますが、一部ではレトルトタイプのものもあります。
レトルトタイプであれば1ヶ月程度保存することができますから、自動販売機で販売するといったことも可能です。 特徴として、注文を受けて配達をしてくれるものは栄養バランスの取れた食事を社員に提供することができますし、社員は昼食のことを考えずに仕事に専念することができます。
バイキング形式で提供されるものは、社員が好みの料理を選ぶことができモチベーションを高めるといったことができますし、社員食堂を運営するよりも低コストで済ませることができます。
また自動販売機で販売することができるサービスであれば、食事の時間が不安定な職場でも好きな時間帯に利用できるというメリットがあります。
社食サービスを利用する費用は?
社食サービスの料金プランとしては、利用した分だけ支払うものと固定の月額料金といったものがあります。
相場としては1食あたり500円から800円程度ですが、中には1品100円というところもあるなど、価格については様々ですが、少なくとも外食や弁当を購入するよりも安価に提供できるような工夫がされています。
利用した分だけ支払うプランは1食ごとに料金が発生します。配達してくれるものによく見られます。またレトルトタイプで自動販売機による販売も購入した分だけの料金の支払いになります。
月額料金は社員食堂の調理をアウトソーシングした場合などに見られ、利用者の数に応じて料金が変わるものの金額は固定となっています。
こちらは利用者の数が多くなると費用も増えますが、5万円程度から行えるものもあります。 いずれの食事に関しても、管理栄養士が栄養バランスを考えた食事を提供しており、安心して利用することができます。
購入した分だけの場合にも料金の回収などはサービス側が行ってくれるので、会社側は料金の支払いなど手間なく使うことが可能です。
サービスは安心・安全なところを選ぶ
社食サービスそのものは、栄養管理を行い食事をとる社員にとって満足のいくものを作っていますが、料理は様々な理由によって味や品質が変わってきます。
安心・安全で美味しい食事が出来るところを選ぶことが必要なことになります。
サービスそのものの導入は簡単ですが、一定期間契約することになりますから、導入前に試食を行うなどして満足度を確かめることが大事です。
それに社員のニーズにマッチしているかもポイントになってきます。あくまでも食事のサービスは強制ではなく福利厚生のひとつとして行われるものですから、ニーズに合わなければ利用される社員の数に比べてコストだけがかさんでしまうことになりかねません。
料理の良し悪しがモチベーションの低下に繋がりますから、このあたりのニーズは入念に確認した上で選ぶことが大切です。 また料理は、特に夏場は傷みやすいものですから、保管状態についても気をつける必要があります。
たいていの場合には専用の冷蔵庫を用意するなどしますが、それらの設置費用や管理も気をつけなければなりません。それらを総合して安心・安全なところを選ぶことが大切です。
社食サービスは社員の食事を提供してくれるサービスで、配達してくれるものから社員食堂のアウトソーシングまで、さまざまな形のものあります。しかし、導入する際には社員が安心し、また安全に食事ができ、またニーズを満たしたものを導入することが大事です。